引き続き「気」についてです。
気は流れながらいろいろな働きをしてくれていますよ…
気には陽的作用と陰的作用がありまして、どちらかの作用が強いかで
「陽気」と「陰気」に分けることがありますが、両作用のバランス、協調関係によって
下記の6つの作用が発揮されます。
❖推動作用
体内の物質の移動、血や水(津液)の働きは気の推動作用によるものです。
分かりやすく言えば、尿や便を排泄するために押し出すのも
気の推動作用によるものです。
❖温煦作用
体温を維持するなど、温める・あるいは冷えないように維持する作用を
温煦作用といいます。
❖防衛作用
外邪の侵入を防いだり、侵入されると外邪と戦い追い出す作用を防衛作用といいます。
身体を外敵から守るための作用です。
❖固摂作用
血や水(津液)が漏れ出るのを抑える作用を固摂作用といいます。
血・汗や尿などの排出をコントロールしています。
❖気化作用
気の活動を通して様々に変化することで、尿や汗などの排出も気化作用です。
精・気・血・水(津液)の間での物質代謝や相互に変わることをいいます。
気は集まれば形となり発散拡散すれば形が無くなります。
❖営養作用
生命活動を営むことができるように養う物質を営養物質といい、
呼吸(天空の清気)や食料(水穀の精微)により生成され、臓腑や経絡などを養う
作用を営養作用といいます。
東洋医学は言葉が難しくて、奥が深いですね…
新宿区下宮比町2-28飯田橋ハイタウン711
鍼灸 言の葉