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2019.02.18
麦粒腫に鍼治療

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、「ものもらい」とも呼ばれる病気のことです。

瞼(まぶた)に存在するまつげの毛根や汗を出す汗腺などに、細菌が感染することによって発

症します。原因となる細菌の多くは皮膚に常在する黄色ブドウ球菌です。

 

この麦粒腫ですが、実は年末に私の左目に突如現れ、年末でしたから慌てて眼科に駆け込み

ましたが、その時点で自分が鍼灸師という事をすっかり忘れ、とっさに病院に行ってしまっ

たことに少し笑っちゃいました。いいえ、本当は情けないお話しなのです…。

せっかくですので、処方された抗生物質の点眼薬を使用したところ、2週間ちょっとで治り

ました。

 

ところがそれから1ヶ月も経たないうちにまたもや左目に何かコロコロしてきたではないで

すか。結局、根本的には治っていなかったのだと思いました。

 

今回は鍼灸師らしく身体の状態を診て鍼で治そうと思っています!

東洋医学では麦粒腫は「脾胃の熱」と考えられています。

胃に熱が溜まるというのは、暴飲暴食、刺激物や味の濃いもの・脂っこいものをたくさん

食べる、アルコールの飲み過ぎなどが原因で熱邪が生じ、消化器系に過剰な熱が溜まること

です。

少し心当たりもありますが、「そんなに食べていないぞ!」とどこかで否定しつつ、手の指

先・足の指先の反応を診ました。

これは井穴診といいまして、病が急性の時、あるいは逆にかなり古い慢性期に反応が現れ

やすいところです。他の関節に比べて特定の指の関節だけが動きにくくないかを診ます。

特定の経絡に異常のある場合はささくれ、たこ、いぼもできやすいです。

私の場合、『少商』という手の親指に反応がありましたので、こちらに鍼をしました。

 

鍼をした後、確かに少し小さくなってきました。

何より「コロコロ」していたのが、触ると柔らかくなったではありませんか。

直ぐにパッとはもちろん消えませんが、少し感動しました!

今晩、明日と経過観察してみます。またご報告いたしますね。

治ればもっともっと鍼が好きになりそうです。(今でも鍼が好きです!)

 

 

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鍼灸 言の葉