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2019.03.14
親孝行の鍼

先日お休みを頂いて1年半振りに実家に帰ってきました。

変わらない景色に街並み… 少し変化はあるものの、いい感じの田舎の風景が懐かしく、心落ち着きました。

一番変わって見えたものは父と母の姿。

母は見るたびに少しずつ小さくなっています。父も痩せて細い目がますます細く見えました。

 

私は鍼灸師になり故郷を離れましたので、両親には一年に一度するかしないかの鍼治療しかしてあげれず、いつも申し訳ない気持ちになります。

今回滞在の2日間は両親の傍にいてなるべく鍼を…と思っていました。

 

父と母への鍼治療開始です。

鍼のことも東洋医学のこともあまり知らない両親ですが、素直に受けてくれて嬉しく思いました。体表観察から丁寧にしたのは今思えば初めてかも知れません。

両親の身体、ほぼほぼ全身を触る事は私も初めてで、いつまでも元気だと思っていた両親の老いを間近に感じ、複雑な思いでした。

 

鍼が苦手だと思っていた母が意外にも「足先がピリピリした」「背中が暖かくなった」

と敏感な反応をしてくれたことにビックリ!思わず『お母さんすごいね!』って言ってしまいました。

二人とも五臓でいう「腎」の弱りが大きく「脾胃」の整えが必要です。1、2回の治療で劇的な効果を出す事は今の私には無理ですが、

それでも鍼の後、「身体が暖かい」とか「便がスッキリ出た」と感じてもらえて嬉しかったです。

 

これが親孝行になったのかよく分かりませんが、鍼を直接受けて、私が鍼を一生懸命していることを感じて安心してもらえれば嬉しい限りです。

 

 

 

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鍼灸 言の葉